新型インフル、7都府県の337人(23日午後9時)
検疫を除く国内初の新型の豚インフルエンザ感染が神戸市で確認されて以来、感染者は23日午後9時現在で7都府県の337人に増えた。感染確認数は20日をピークにおおむね減少傾向だが、高校生中心だった年齢層が広がり、首都圏でも感染が確認され始めた。妊婦や糖尿病を患う人が感染すると症状が重くなる懸念があるため、厚生労働省は警戒を緩めていない。 厚労省のまとめでは、初めて国内感染が確認された今月16日以降、感染が確認された人の数が最も多かったのは20日の77人。以後、21日27人、22日20人、23日(午後9時現在)23人だった。
年齢別では10代が全体の8割を超え、高校生を含む10代後半だけで7割を占める。年齢は1~69歳に広がった。男性が女性の約2倍いる。
10代後半が多いのは、学校内で感染が広がったためとみられる。100人以上が感染した大阪府茨木市の関西大倉中学・高校、40人以上の兵庫県立兵庫高など、少なくとも18の小中高校で複数の感染者がいた。
また、2人以上が感染した家庭が少なくとも10ケースあり、家庭内で感染が広がっている可能性がある。アルバイト先で感染したとみられるケースも出てきた。
感染ルートがはっきりしないケースもある。7人の感染者が確認された大阪府八尾市立南山本小学校は、今のところ関西大倉や兵庫県の高校とのつながりが見えない。大阪・京都方面を旅行して帰宅後に発病した埼玉県の2人の男性も、具体的な感染経路が分かっていない。
厚労省新型インフルエンザ対策推進室の難波吉雄室長は23日、「患者発生は若干減少の傾向にある」としながらも、25日に大阪府と兵庫県で大半の学校が再開されることなどから、「依然として予断を許さない」と話した。 |